Published: Aug 30, 2026 by ONIC Japan
Open NetworkIng Conference Japanは、元々SDN Japanとして2012年に発足し、毎年カンファレンスを開いてきました。今年で15回目の節目を迎えます。
SDNの一大ブームの最中に生まれたこともあり、カンファレンス名にも “SDN” を冠して、当初はSDNに関連するトピックを中心にプログラムをお届けしてきましたが、2016年からはカンファレンス名を「Open NetworkIng Conference」に変更し、扱うトピックもオープンなネットワーク技術に関連したものを幅広く取り上げるようになりました。そして、昨年くらいからは(会議名はOpen NetworkIng Conferenceのままですが)ネットワークという枠を飛び越えて、さらに広範囲なトピックについてその分野の第一人者の方々をお迎えしてお届けする試みを進めています。
今年もこの流れを踏襲し、幅広いトピックを取り上げようと考えています。まだ最終的なプログラムは確定はしていませんが(近日発表になる予定です)、予定されているセッションのうちいくつかをご紹介したいと思います。
量子コンピュータ
我々が日々利用しているコンピュータは0と1というバイナリなデータ(bit)にもとづいていますが、それとは異なった量子bit(qubit)にもとづいて作られているのが「量子コンピュータ」です。量子コンピュータを使うと従来のコンピュータでは解くことが難しかった課題を解くことが可能になり、ある種の最適化問題や創薬、物性解析などの分野に大きな進歩をもたらしてくれると期待される一方、既存の暗号化システムが役に立たなくなる可能性もあるため対応に迫れれている、というのは広く知られているところだと思います。
しかし、量子コンピュータってそもそもどういう原理でできているの、や、量子を使った通信ってどういう仕組みなの、などの疑問にきちんと答えられる人は少ないのではないでしょうか? 今年のONICでは量子コンピュータの基礎に関する話をしてもらう予定です。
ビルOS
スマートビルディングという言葉を聞くようになって久しいですが、近年これらのビル内の設備、センサーなどから得られるデータを一元的に収集・蓄積し、外部サービスなどと連携しながらより高度なサービスを提供するための開発が進んでいます。その中心的な役割を果たすのが「ビルOS」と呼ばれるものです。ビルOSについては2025年のONICでも少し取り上げましたが、今年はそこからのアップデートや、ビル業界全体での取り組みについてお話しいただく予定です。
AI関連
あらゆる分野においてAIはホットトピックとなっています。ONICでも昨年に引き続き今年もAIに関連したいくつかのセッションをお届けする予定です。AIに関して先進的な取り組みを行なっている企業様からキーパーソンをお招きしてのパネルディスカッションも予定されています。
これらの他にもたくさん面白いセッションを用意して皆さんをお待ちしていますので、皆さん奮ってONIC 2026に現地 or オンライン参加ください。
ONIC実行委員 進藤資訓
Photo by charlesdeluvio on Unsplash