Linuxカーネルのネットワーク領域は、クラウドネイティブ化やハードウェアの高速化に伴い、目覚ましい進化を続けています。本講演では、直近5年間におけるネットワーク開発の変遷を振り返りつつ、現在の最新状況と今後の展望について解説します。
キーワード: Linux, Kernel, Networking
November 12, 2026 (BoF@ホワイエ)
Linuxネットワークスタック進化の軌跡: 過去5年の歩みと最新トレンド
Linuxカーネルのネットワーク領域は、クラウドネイティブ化やハードウェアの高速化に伴い、目覚ましい進化を続けています。本講演では、直近5年間におけるネットワーク開発の変遷を振り返りつつ、現在の最新状況と今後の展望について解説します。
キーワード: Linux, Kernel, Networking
Secure Low-Latency Interactive Messaging (SLIM)のご紹介
今日、多くの組織がAIエージェントを構築しています。エージェント型AI(Agentic AI)は急速に進化しています。エージェント同士を接続するものはやはりネットワークであり、ネットワークはますますその重要性を増しています。
SLIM(Secure Low-Latency Interactive Messagin)は、Agent同士が安全にネットワークや組織をまたいだ通信を行うことを目的としています。
本プレゼンテーションでは、マルチエージェント時代のトランスポートであるSLIM(Secure Low-Latency Interactive Messaging)のアーキテクチャをご紹介しながら、AIエージェント時代のネットワークのあり方について考えてみたいと思います。
キーワード: エージェント間通信, SLIM
量子コンピューターの利用技術
量子コンピューターはどう利用されようとしているのか、また、光量子コンピューターの特性を光通信技術に取り込む夢を語り合いたい
キーワード: 量子コンピュータ, 光量子コンピューター, 量子ユースケース
November 13, 2026 (本会議@メインホール)
量子計算理論と光量子コンピューター
量子コンピューターの実用化が迫っています。先行している米企業は2029年に量子コンピューターを実用化するロードマップを発表し、日本でも東京大学との共同研究に加えて理研・富岳とのハイブリッド計算環境を構築することも決定し、量子計算の実用化に道筋をつけています。
従来の古典コンピューターはゼロと1の論理演算理論を構成しデジタル計算を実現しています。同様に量子コンピューターは量子状態の重ね合わせを用いて量子演算理論を構成し量子計算を実現しています。
このセミナーは、量子で扱う数を理解して量子計算理論の基礎についてわかりやすく解説します。また、現在日本が世界に先駆けて実用化に挑んでいる光量子コンピューターの動作原理について東京大学古澤研究所とNTT研究所の発表をもとに解説します。
キーワード: 光量子コンピューター, 量子計算理論
IIJにおけるeSIMの歩み 〜国内初提供から新技術、PQC対応に向けて〜
IIJは2019年に国内で初めてとなるコンシューマ向けのeSIM提供を開始しました。本講演では提供に向けた苦労話や提供後の取組について解説します。また、新技術や量子コンピューティングの影響についての話題にも触れます。
キーワード: eSIM, モバイル, PQC
(仮)ICTトラブルシューティングコンテストの面白さ
ICTトラブルシューティングコンテスト(ICTSC)は、学生による学生のためのICTインフラの幅広い技能を競うコンテストです。
特徴的なのは、参加者だけでなく、運営する学生自身も大きく成長できる点です。運営学生は、問題作成やコンテストの運営だけではなく、コンテストを実施するためのネットワークやサーバ環境の設計もスクラッチから行い、それを実現するための機材やNWを協賛企業と交渉しながら構築します。
さらにICTSCは、一日限りの大会ではありません。参加者はチームを組み、9月の予選から翌年3月の本選まで継続して取り組み、その過程で技術力だけでなく、グループワーク、コミュニケーション、障害切り分け、意思決定といったチーム力も高めていきます。ICTSCは、ネットワークを「学ぶ場」にとどまらず、ネットワークを実際に作り、壊れたものを直し、仲間と運用する経験を通じて、将来のインターネットを支える技術者を育てる場でもあります。
本講演では、近年のコンテストを振り返り、ICTSCの魅力を紹介したいと思います。
キーワード: ICTトラブルシューティングコンテスト, 人材育成
Interop Tokyo 2026 ShowNetに見るAI/ML時代のバックボーンネットワークの進化
ShowNetは、インターネットテクノロジーイベント”Interop Tokyo”において構築される、世界最大のデモンストレーションネットワークです。昨今のAI/MLワークロードの拡大や映像トラフィックの高品質化に伴い、バックボーンネットワークにはさらなる広帯域化に加え、低遅延・ロスレスな通信や柔軟なサービス収容が求められています。今年のShowNetでは、800Gバックボーンを構築するとともに、ShowNet初となるIPv4レスアンダーレイ、RoCEv2の伝送など、さまざまな要件をマルチベンダ環境で実現しました。本講演では、その設計・構築や相互接続で得られた知見を交えながら、バックボーンネットワークがどのように進化しているのかを紹介します。
キーワード: バックボーン, 相互接続性, ShowNet
サイバーセキュリティにおけるフロンティアAIと脆弱性の現実
OpenAIが2022年にChatGPT公開を皮切りにAIの活用が活発化し、2026年にはAnthropicのProject Glasswingによって脆弱性検出と対応にAI活用が広がりました。圧倒的な検出数の多さに各国政府も動き出す事態にまで広がっています。本講演では、表面的に見えている部分とその実態を解説し、個人的な考察も含めて最善策を提案します。
キーワード: 脆弱性, フロンティアAI, セキュリティ
おとぎの国は滅びたのか
いままで 2回にわたっておとぎの国がどのようにDX を実現したのか、セキュリティを高めたのかを説明しました。今回もその続き。。。と思いきや、なんということでしょう。おとぎの国に事件が発生しました。もう何もお話することはできません。おとぎの国は滅びてしまうのでしょうか。そんなことはありません。来て頂いた方のみが知ることができます。一緒に空想の世界について思いを馳せましょう。(詳細未定)
先進Agentic AIの開発を支えるNECのAIスーパーコンピュータ
本講演では、ますます高度化する生成AIの進化を支える基盤として、AIスーパーコンピューターのアーキテクチャがいかに進化すべきかを解説します。
具体的には、従来の学習中心のパラダイムから脱却し、大規模な学習と推論のハイブリッドワークロードをネイティブに処理する「Agentic AI時代のAIスーパーコンピューター」への移行の必要性と、その具体的なアーキテクチャを説明します。
先進的なAgentic AIの開発を成功に導くためには、基幹となる3つの要素の緊密な「協調設計(コデザイン)」が不可欠です。すなわち、AI創造のエンジンとなる「NVIDIA Blackwell GPU」、システム全体を接続して神経網として機能する高速な「Spectrum-XのNWファブリック」、そしてこれらを最適化し高度に制御する「ソフトウェア群」の三位一体の統合が必要です。
本講演では、これらの先端技術と設計手法について深く掘り下げ、密に協調設計されたAIスーパーコンピューターが、なぜAgentic AI時代を勝ち抜くための必須条件となるのかを説明します。
キーワード: AIスーパーコンピュータ, Agent, GPU
スマートビルを支えるプラットフォーム技術
スマートビルでは、空調・照明・計量機器・センサ・ロボットなど、異なるベンダーや通信方式の設備を安全かつ柔軟に連携させる共通基盤が不可欠である。大阪公立大学では森之宮キャンパス、スマートエネルギー棟を中心に、設備統合ネットワークとビルOSを中核に、ドライバによる機器の抽象化、標準化されたデータモデル、API管理、認証・認可、監査、サンドボックス機構を整備。設備データをアプリケーションへ開放し、省エネルギー、人流把握、ロボット運行、施設予約などのサービスを実現する。さらに、後付けセンサを支える電源・LAN・空配管や、他社製ビルOSとの連携も含め、継続的に機能を追加・更新できるプラットフォームを構築している。本講演では、大阪公立大学の事例を交えつつ、スマートビルに必要なプラットフォーム技術と今後の展望について述べる。
キーワード: スマートビル, ネットワーク, プラットフォーム
データドリブンからAIネイティブへ~スマートビルにおけるAI・エージェント活用の現在地~
スマートビルの普及に伴い、建物内では設備データ、エネルギーデータ、人流データ、空間情報など膨大なデータが生成されるようになりました。一方で、データの収集や可視化だけでは十分な価値創出は難しく、その利活用やシステム間連携が重要な課題となっています。
本講演では、竹中工務店が推進するビルOS(ビルコミ)や空間分析基盤(BSAP)の取り組みを紹介するとともに、生成AIやAIエージェントを活用した新たな建物運営の可能性について解説します。さらに、建物データを複数のシステムやサービス間で活用するための標準化活動や、OSSを活用したエコシステム形成の取り組みについても紹介します。
データドリブンなスマートビルから、AIが支援・判断・協調するAIネイティブなスマートビルへの進化、そして産業全体での普及に向けた標準化・OSSの役割について解説します。
キーワード: スマートビル, データ活用, AI
適産適消で実現するモビリティAI時代のグリーンコンピューティング
自動運転・SDV・製造AIの進展により、モビリティ分野ではデータ量および計算需要が急速に拡大している。一方で、AI計算基盤の大規模化は、電力供給、再生可能エネルギー活用、水資源、冷却方式、通信帯域などの新たな制約を顕在化させている。従来の大型データセンターへの集約型アーキテクチャだけでは、これらの課題に持続的に対応することが難しくなりつつある。
本講演では、モビリティ分野におけるデータグラビティの概念に着目し、車両・工場・エッジ拠点・地域データセンター・セントラルデータセンターを連携させる分散コンピューティング基盤の考え方を紹介する。さらに、ワークロード特性、データ所在地、電力・再エネ状況、冷却・水資源制約を考慮して処理を最適配置する設計原則「適産適消」を提案する。
また、GPU基盤、再生可能エネルギー、可観測性基盤、グリーンアウェア・スケジューリングを活用した分散データセンター運用の方向性を示し、日本におけるモビリティAI基盤の将来像とグリーンコンピューティング実現に向けた課題について議論する。
キーワード: モビリティ, 分散データセンター, グリーン
TN-NTN統合ネットワーク実現への挑戦
6G時代を見据えたネットワークの進化において、宇宙は新たな社会インフラの一部となりつつあります。TN(地上系ネットワーク)とNTN(非地上系ネットワーク)の統合は、通信エリアの拡大やレジリエンス向上、新たなサービス創出を実現する重要な取り組みです。今後、TNとNTNは「選ぶもの」ではなく、「使い分け、組み合わせるもの」となり、利用者にその違いを意識させることなく状況に応じた最適なネットワーク提供が求められます。
本講演では、ドコモビジネスがdB RINKやSIGNを通じて実現してきた移動固定融合をさらに進化させるTN-NTN統合ネットワークの実現に向け、最新動向や技術課題、取り組み事例を紹介します。また、宇宙領域を取り巻く技術・市場環境の変化を踏まえながら、ドコモビジネスが描くTN-NTN統合ネットワークの将来像と技術戦略について考察し、次世代社会インフラ実現への挑戦と可能性を共有します。
キーワード: TN-NTN統合, 宇宙
AIOps パネルディスカッション
ネットワーク運用に生成AIを活用するAIOpsは、「試してみる」段階から「どう使うか」を具体的に設計しデプロイする段階へと急速に進展しています。しかし一口にAIOpsといっても、そのあり方は一つではありません。対象となるネットワーク環境は千差万別、扱えるデータやセキュリティ上の制約も組織によって大きく異なります。そして解決したい問題も、設計支援から障害対応、サポートまで、現場ごとに優先順位は変わります。であればそれぞれに応じたAIの活用方法があるはずです。本パネルセッションでは、ネットワーク業界から実際にAIOpsに取り組む5名をお招きし、どうAIを使っているのか、何がうまくいき、課題は何なのか、そしてこの先ネットワーク運用はどう変わるのかを議論します。
キーワード: AIOps, ネットワーク運用, LLM
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Open NetworkIng Conference 2026のプログラムの公開をいたしました。まだ、一部情報が揃っていないセッションがありますが、情報が揃い次第順次公開をしていきます。
先日、今年のONICでの講演予定をご紹介させていただきました。
Open NetworkIng Conference Japanは、元々SDN Japanとして2012年に発足し、毎年カンファレンスを開いてきました。今年で15回目の節目を迎えます。