Published: Sep 30, 2025 by ONIC Japan
ONICの醍醐味と言えば
ONIC Japanの醍醐味は、オープンソースの技術をどう使うか、使ってみてどうだったのか、得た知見を皆さまで共有して、議論して、持ち帰り、そして自分でもやってみて来年 のONIC Japanでフィードバックする。業界が一丸となって向上していく、そんなコミュニティは今年で14年目になります。
SDN Japan発足当初は、汎用ハードウェアにオープン ソース ソフトウェアを乗せて動かす、というところから始まりましたが、今年はついにオープンソースな半導体にまで広がり、そのオープンソースな半導体をお手頃な価格で実現する方法や実例のお話をいただきます。
ただし!
本会議ではなく、前夜に開催されるBoFでの講演になりますので、皆さまぜひ、前日の夕方から軽井沢にお越しください。
生成AIやセキュリティ
この業界にいると「ただ動けばいい」ではなく、より便利に、より効率的に、より安全に、も考えますよね。 前夜のBoFでは、その生成AIにトポロジ図を理解させる検討もあります。ONIC Japanを始めた頃、筆者とONIC Japan発案者(かなーん)たちと、トポロジ図を自動的に作って楽できないかを過去に検討しましたが、その時は技術的課題が多すぎて断念した経験があります。もしこれが実現できれば、例えば、ShowNetのトポ図とコラボするとどうなるんだろう?と筆者は興味津々です。 そしてその毎年の注目ネタであるShowNetでは、生成AIを活用したネットワークの構築・運用支援実験も実施し、どのように役立って、今後の活用に道筋についてお話いただきます。この新たな取り組みと今後の展望はかなりの見どころです。
また、IoTが家庭だけでなくビルや空港、工場、建設現場などでの利用が活発化しており、なかなか守りづらかったIoT向け究極のゼロトラストを実現する方法や事例の紹介もあり、日本のインフラや財産をどのように保護していくのかのヒントになればと思います。
電力問題の解決に向けた取り組み
IEA(国際エネルギー機関)によると、生成AIに急速な普及により、データ処理を担うデータセンターの電力消費量が、2026年には世界で現在の2倍以上の規模になると言われており、これは日本全体の総消費電力量に匹敵する数字と言われています。
この問題を打破すべく、利用する電力の一極集中から分散化、電力利用の効率化やグリーン電力の積極的活用など、実際の取り組みから何を得たのか、解説いただきます。
今年も本会議だけでなく前夜のBoFから注目の講演が盛りだくさん。ぜひ前日のBoFからのご参加を心よりお待ちしています。
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